「夢をかなえるゾウ」は自己啓発の内容ではなく、「自己改革」です。単に与えられるだけではありません。読み進めていくほど、自分自身と向き合わざるを得なくなり、読み終わった後は爽快感が得られるはずでしょう。
爆発的ヒットがきっかけで「夢をかなえるゾウ」のシリーズはますます増え、巷には派生商品や類似品が表れ始めています(笑)だけど絶対的王者はやっぱりこの「夢をかなえるゾウ」なんですよね。
いつか読みたかった本・・・それがこの本です。「夢をかなえるゾウ」はAmazonで圧倒的な人気を誇ります。
願望達成とも自己啓発とも似ていますが、「自己改革」をコンセプトに書かれています。一通り読んでみて、その圧倒的人気と高評価の理由がよくわかりました。もうボロ泣きでした(笑)
この本は凄すぎです!
以下は感想とネタバレを含んでいますのでご注意ください。
やっぱり名作・有名なタイトルはそれなりの説得力があるんですね。読み終わったのですぐに感想を書きます。この熱が冷めないうちに書きたいんです・・・(笑)
「自己改革」系の本は今まで読んだことありませんし、内容を特に気にせず「高評価・大人気だったから」という理由で簡単にダウンロードしました。何気にkindleの商品紹介ページにも「夢をかなえるゾウ」の表紙が載っているんですよね。それですぐに買ったんです。
主人公は典型的なダメなサラリーマンで、日々の仕事に追われ、「チヤホヤされたい、有名になりたい、変わりたい」と思っても全く変われずに、自己啓発本を読んで一時的に高揚感を得て終わる・・・
という、読者のほとんどが経験した事のあるような人物で、主人公は読者(=自分)そのもののつもりで読んでいました。
「自己改革」とこれまでの「自己啓発」は違うのかと思いきや、よくよく読んでみると内容は似ているんです。むしろ同じ。
最初に結論を言ってしまうと、主人公の前に現れた関西弁の象・ガネーシャから与えられる日々の課題の内容は、以前主人公が買った自己啓発本そのものだったからです。
日々の課題をこなし、時にはガネーシャと喧嘩したり、遊んだり、説教を受けたりして主人公は成長していきます。
「主人公の成長物語」でもあるのですが、「ガネーシャとの友情物語」でもあると思うと、思い出してまた泣けてきます(笑)
今の自分と重ね合わせた
この主人公を追って読んでいくのですが、正直言うとひたすらムカつく時もありますし、愚かだと思う時もありました。
すぐ屁理屈をこねて「やらない理由」を探し出してもっともな事を言い出したり、かといって世の中に対して冷めているわけでもなさそうなんですが、現状に対して明確な不安があるのに「やらない」ことにムカつくのは、かつての自分を思い出したり重ね合わせているからだと思います。
しかし課題を与えられて日々こなしていく様子を見ていくと明らかに成長していくし、その内面の描写にも読者として学ばされる所もあります。
ガネーシャからも「成長した」と褒められていますし、主人公のその考え方や動き方は読者として見習い、実生活で本当に行動していかなくては、かつての主人公と同じになってしまいます。
まさに奇跡の本!
この本は本当に不思議な本で、まさに奇跡ですね(笑)
読みながら自問自答している時もありますし、日々の仕事に対してもガネーシャの言葉について実際に考えています。
「人を幸せにしているか」「人を満足させているか」など、すぐ考えるようになりました。
ガネーシャの言う通り、「成功法則はすでに解明されている」んです。それでも行動に移さない、成功できない理由は全てこの本に書かれてあると思います。
全ての仕事はサービスなんですね。ホテルやレストランの接客業だけがサービスでは無いんです。
だからこそ今行っている全ての仕事=作業が大事だし、何より自分自身が満足して取り組んでいかなければならないと強く思います。
まずは、「今やっている事全てが、相手が満足出来るように」行動していこうと思います。
もっと世界に対して優しくなれそうな、あったかい本です。良書に出会いました!
このストーリーを思いついたことがスゴイ(笑)今後も自己啓発系は読んでいきますが、「夢をかなえるゾウ」のような気持ちがあたたかくなれるような本に出会いたいですね。
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